意識ははっきりしてる意識不明の昏睡状態【生き方は星空が教えてくれる】


おはようございます!

 

< 今朝のフォーラムソラ語録>

意識ははっきりしてる意識不明の昏睡状態

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

●そのときの私は、傍目には意識不明で昏睡状態に見えるのですが、実は意識もはっきりしてい
て、父と担当医が話している内容もすべて理解していました。
●父の言葉を聞いた私の正直な感想は、「そうか、そういえば自分は何の病気で死ぬのかわかっ
ていなかったんだ」というものでした。そのときは私ももう完全に死を受け入れていたので、今
さら検査をするなどということは、思いもしていなかったのです。
●しかし、父の言葉で現実に引き戻されてみると、たしかに理由もわからずに死んでいくのも気
持ちが悪いし、検査をしてもらったほうがいいなとも思いました。結局、父の強い希望がとおり、私の検査が行われることになりました。
(中略)
●病室のべッドに戻ると、検査の疲れから私の意識は急速に薄れていきました。それでも母が姉
に今のうちに一度家へ戻って親戚に連絡をしなさいといったり、細々と葬式の準備の話をしてい
るのは聞こえていました。
●母と姉の会話を聞きながら、私の意識は遠のいていきました。
それから私は、現実とは違う不思議な世界をしばしの間旅をすることになるのです。(P76-77)

<わたしの読書メモ>
ドラマでもよく見かける病棟シーン。危篤の父を見つめる家族。意識不明の重体。昏睡状態が続く患者。そんな状態になったことがないのでわかりませんでしたが、木内さんの経験によると、実はどれもこれも意識ははっきりしているのだそうです。
その証拠として耳だけは聞こえていて、話す内容もすべて理解できている。
つまり、物質的な問題(体の機能停止)で外見にはまるで無意識であたかも死んでいるかのような状態でも、思考回路はきちんと働いているのです。
木内さんの場合、父親が医師に訴える検査希望や、母や姉の交わす葬式の段取り話などを聞いていました。
ここから学ぶべきことは、私たちは意識不明や昏睡状態の方の「近く」では、不注意や不適切な心無い発言は厳禁だということです。
特に耳は冴えわたっているわけですから、ちょっと離れた場所での会話もキャッチしていますから、ご本人の心を傷つけることのない十分な配慮が必要です。
木内さんの場合、これは一週間後の死を宣告されて、いよいよ迎えた一週間目の朝の出来事でした。ついに意識が徐々に遠のいでいく——-おそらくそれは、起きていたいのに睡魔に襲われてしまうような感覚ではないでしょうか。
しかし木内さんの場合はこれで終わりませんでした。ここからが「死後の世界」への冒険の始まりです。木内さんはある意味で超越した価値観の持ち主ですが、その根源はこの経験で得た気づきだと伺っています。
この後の冒険が「失礼ながら」楽しみです。

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