2126年・地球滅亡の危機【生き方は星空が教えてくれる】


感動体験プロデューサーの小林です。
フォーラムソラのオブザーバー木内鶴彦さんの著書から得た学びを「フォーラムソラ語録」として配信しています。あなたのオルタナティブ・ライフに役立つヒントをご提供できればと思います!

 

2012年11月12日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『2126年・地球滅亡の危機』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●私が再発見したスウィフト・タットル彗星の軌道を計算し直したところ、とんでもないことがわかったのです。その知らせは、再発見後間もなくアメリカ・スミソニアン天文台のマースデン博士から私のもとへと届けられました。
●博士の軌道計算によると、スウィフト・タットル彗星の周期は135年。次回の回帰、つまり2126年に再び地球に接近したときに、この彗星は地球と衝突する可能性が高いというのです。このニュースは、当時新聞を賑わせたので、ご記憶の方も多いと思います。
●スウィフト・タットル彗星の直径は、7キロから25キロの間といわれています。私の観測では約20キロぐらいと推測しています。これほど大きな彗星が激突したら、地球はどうなってしまうのでしょう。
●一般的には、直径5OOメートルの彗星が地上に激突したときに受けるダメージは、広島型原子爆弾の1万7千倍の破壊力に相当するといわれています。
●直径2Oキロもの彗星が激突すれば、地上生物が絶滅するほどの大惨事となることは確実です。彗星が地球にぶつかるなんて、と思われるかもしれませんが、これはかなり確率の高い話なのです。(P134-135)
<わたしの読書メモ>
 木内さんは彗星探索家としてわずか3年の間に4つもの彗星を発見しました。その4つ目の彗星、スウィフト・タットル彗星を発見したのは1992年9月27日のことでした。
 この彗星は1862年に一度発見されている周期彗星ですが、その後130年もの間、行方がわからなくなっていて、学界でも再発見が待望されていた彗星だったのです。そんな彗星の再発見ですから、木内さんが世界中の注目を浴びたのもわかります。
 しかし、なんとその彗星が近い将来、地球に大接近、いや衝突するという軌道計算が導きだされました。映画ハルマゲドンやインデペンデンス・デイにも登場する地球衝突の惑星のモデルになったのもこのスウィフト・タットル彗星なのです。
 隕石の衝突とは訳が違う彗星の衝突。その衝撃は直径5OOメートルで広島型原子爆弾の1万7千倍の破壊力といわれています。
 直径は7キロから25キロの間、木内さんの観測では20キロと割り出されているこの彗星が、地球に衝突した場合おそらく地球の生命はすべて絶滅するでしょう。おそらく原始の地球に戻り、マグマに覆われ、その後氷河期を呼び起こし・・・という星としての歴史をリスタートさせるのです。
 この話を聞いて「自分が生きていないからよかった」という人がいます。果たしてそうなのでしょうか?その時代に生きていたなら?もしも自分の愛すべき人が生きていたなら?もしも自分の子孫がそのとき生きていたのなら?それはけして人事ではありません。自分たちの命を与え、育んでくれた地球の生物活動がなくなろうとしているのです。
 「備えあれば憂いなし」の言葉のように、この事実を知った人類(私たち)は、この問題を回避するための準備に今から取り掛かる必要があるのです。
 政府や国連などの機関の問題とだけ考えず、私たち一人ひとりが、そのときに向かって、いま何ができるのか?という問題意識と未来に対する責任感が、いずれは行動に結びつき、大きな成果を出すときが必ず訪れます。
 それが功を奏して、必ず来るときの問題解決につながるはずだと私は強く思うのです。
 フォーラムソラの活動の中にも、この2126年の問題がよく取り上げられます。この危機を乗り越えるために、「人類が取り組まなくてはならないこと」を冷静に考えてみると、まず人類の無責任な行動やおごりから、自ら地球を破壊や滅亡に向かわせてはならないのだ。ということが観えてくるのです。
【筆:小林 健】

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